J1仙台は26日、福島県社会人リーグ2部のいわきFCと仙台市内で練習試合(45分×2)を行い、2-0で勝利した。23日の仙台大との練習試合同様に3-4-3の布陣で臨んだ。2本目の4分にFW西村拓真(20)が先制を挙げると、20分にMF差波優人(23)が2点目を決めた。差波は「いい形で終われたことはうれしい」と振り返った。

 渡辺晋監督(43)は約3週間にわたった公式戦終了後の練習を振り返り「ゲームとゲームの間が短くちょっとした疲労があった中で、よくやってくれた」と選手をねぎらった。今秋の練習では、3-4-3など新システム導入を目指した。「ゆっくり考えます」と来季も継続するかは明言を避けたが、「選手の特徴を捉えて最大値を発揮できるように」と、クラブに合った戦術を組み立てることを目指す考えだ。

 DF渡部博文(29)は「迷いなくボールを積極的に受け取る選手が増えた。意味のある3週間だった」と締めくくった。