サッカーJリーグのYBCルヴァン杯と南米カップの王者が対戦する来年のスルガ銀行杯に、航空機墜落事故で多くの選手らが犠牲になったシャペコエンセ(ブラジル)が南米代表として出場することが14日、分かった。南米連盟と日本協会が16日に記者会見する。

 シャペコエンセは南米杯決勝で移動した11月28日に事故に遭い、対戦予定だったナシオナル・メデジン(コロンビア)がタイトルを譲った。南米連盟はスルガ銀行杯へ向け、来日や出場の可否を検討していた。例年夏に開催される大会は次回が第10回で、Jリーグからは浦和が出場する。

 シャペコエンセは事故により元Jリーガーら主力選手の大半を失ったが、ブラジル国内では複数の強豪クラブが選手の移籍を探るなど支援の輪が広がっている。