来季J1に復帰するJ2清水が、大宮が獲得に乗り出したFW大前元紀(27)を全力で慰留していることが30日までに分かった。契約は今季限りで切れるが、清水側は契約延長を提示。先月の第1回契約更改からクラブ側の思いを本人に伝えている。

 大前も強い「清水愛」は持っている。プロ生活をスタートして自身を成長させてくれたクラブと公言し、昨年、J2降格が決まった際には「純粋にエスパルスが好き」と言って残留した。今季はケガで約3カ月間離脱したが、主将を務めながらチーム2位の18得点をマーク。クラブ側は来季もエースとして期待しており、引き続き交渉を進めていく構えだ。