サッカーのFIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会に挑む日本代表(FIFAランキング18位)のメンバー26人が決定した。9日に左ハムストリングス(太もも裏)肉離れの重傷を負ったエース三笘薫(28=ブライトン)は、無念の選外。全選手で最も替えの利かない存在と言っていいエースだったが、穴を空けたまま、ただ悲嘆に暮れるわけにもいかない。どう埋めるのか。
都内ホテルでの4年に1度の会見。コアメンバー三笘の名を読み上げられなかった森保一監督(57)は「大会期間中の復帰は難しいと報告を受けて…」と苦渋の決断理由を明かし、目を潤ませた一方「誰かがいなくなれば、そのキャラクターはなくなりますが、チームの総合力を見てほしい」と力を込めた。言葉通り、日本一丸となって乗り越える。
三笘は、発祥国イングランドを初めて撃破した3月の国際親善試合(1-0)で先発。第2次の森保ジャパンで基本陣形となっている2-4-2-1システムのトップ下2枚(2シャドー)左に入り、自らが起点のカウンターから決勝点を奪った。
その位置は昨年10月、同じく対戦史上初となる勝利を収めたブラジル戦(3-2)では、MF南野拓実(31=モナコ)が君臨した。0-2から逆転の口火を切るチーム初得点。しかし彼もまた、左膝の前十字靱帯(じんたい)損傷で今回は不選出の悲運に見舞われている。
その左シャドーに入る男は、格と実績からMF伊東純也(33=ゲンク)か。イングランド戦では右で起用され「(並んだ三笘と)やっぱ自分たちスピードある選手が前にいた方が、やりやすいかな」と手応えをつかんでいた。時には左にも回っていただけに適性はあり、大外のウイングバックとしても、本職の右ではなく今季のゲンクでは左を任されてもいる。
他の各ポジションも、負傷や競争を繰り返しながら陣容が固まってきた。オランダリーグの得点ランキング1位を独走するFW上田や、MFの堂安、久保ら主軸は順当に選出。現段階のベスト布陣と言える、W杯のベースとなりそうなスタメン「予想」は以下の顔ぶれとなる。
【GK】鈴木彩艶(パルマ)
【DF】谷口彰悟(シントトロイデン)渡辺剛(フェイエノールト)伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
【MF】伊東純也(ゲンク)鎌田大地(クリスタルパレス)堂安律(フランクフルト)中村敬斗(スタッド・ランス)佐野海舟(マインツ)久保建英(レアル・ソシエダード)
【FW】上田綺世(フェイエノールト)

