２月２６日に５０歳を迎える横浜ＦＣのＦＷカズ（三浦知良）が２３日、横浜市内でチームに合流した。２１日に自主トレーニング先のグアムから帰国し、この日、チームで始動。午前、午後の２部練習ではチームメートとウォーミングアップをこなした後、別メニューで室内トレーニングを行った。

　グアムは昨年１２月と１月の２度にわたり、のべ３１日間、自主トレーニングを続けた。現地で、トレーニングに来ていたリオデジャネイロ陸上４００メートルリレーの銀メダリスト山県亮太（２４）と会ったことを明かし「異次元の走りですごかった。走り方が違う。刺激を受けた」と話した。競泳など他競技のアスリートのトレーニングも間近で見て「過酷に年齢関係なくやってる。彼らを見ていると自分には足りないと思う。それを見て刺激になる」と振り返った。午後練習の前には、オフィシャルクラブトップパートナー契約を結んだ「ヨコレイ（横浜冷凍）」のロゴが入った新ユニホームを着て、チーム写真を撮影した。

　２５日からスタートする宮崎合宿に向けては「練習試合が組まれているので、実戦を数多くこなして上げていきたい」と意欲。５０歳Ｊリーガーの誕生とあり、約５０人の報道陣が集まり「みんなの思いを受け止めていい準備をしたい。５０歳ですけど若々しく、若いディフェンダーに向かっていきたい」と意欲を見せた。