スペイン1部セビリアの日本代表MF清武弘嗣(27)が、Jリーグ復帰に向けた条件交渉に入っていることが30日、分かった。複数の関係者によると、興味を示しているという古巣のC大阪、神戸、鳥栖の3クラブを含む複数クラブに、清武の代理人から、600万ユーロ(約7億2000万円)とされる移籍金など獲得条件を示した書面が届いていることが判明した。

 セビリアMF清武について、古巣C大阪は代理人を通じて接触があったことは認めた。ただ、高額な移籍金が大きな障害で、クラブ幹部は「本人が戻りたいと言うのなら戻してあげたいのが親心だが、現実的には不可能」と説明。レンタル移籍など妥協案が出れば再考の可能性はある。鳥栖関係者も接触を認め「話があったので手は挙げている」。神戸幹部は「予算に入っていない」と明かした。