J2水戸が、昨季J1王者の鹿島に3失点し、完敗した。前半34分に先制点を許すと、風下となった後半は防戦一方となる時間も多く、2失点。前半40分には今季から背番号10となったMF佐藤和弘(26)、DF田向泰輝(24)が連続でシュートを放ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。同42分にもMF白井永地(21)が右足でミドルシュートを放つも、得点には至らなかった。後半はFW林陵平(30)のシュート1本に封じられた。

 今季、J2山形から新加入の林は「あと開幕まで2週間あるので、ポジティブに考えたい。水戸が今年、強いチームになれると信じています。自分が引っ張っていきたい」と決意。MF船谷圭祐(31)は「点差くらいの差はあったと思う。チームとしてやるべきことは分かってきている。情けない試合をしないように、準備したい」。26日のJ2開幕湘南戦(Ksスタ)から始まる戦いへ、課題を克服するべく前を向いた。【鎌田直秀】