昨季J1と天皇杯を制し、クラブW杯でも準優勝の鹿島アントラーズが、17年も進化した強さで白星発進した。昨季年間勝ち点1位の浦和レッズに3-2で競り勝ち、7年ぶり6度目の優勝。

 MF遠藤が2得点を挙げた。前半39分には利き足の左足で約20メートルの直接FKを沈め、同43分にはレオ・シルバ、土居とつなぎ、FW金崎が右足シュート。ポストにはね返った球を右足で押し込んだ。「FKは蹴る気満々でした。壁を越すことだけ考えて、リラックスして蹴れた」。Jリーグ、ACLと連戦が続くだけに「次のACLも勝って、良い開幕を迎えたい」と意気込んだ。

 ▼記録メモ 鹿島MF遠藤が直接FKゴールを含む2発。ゼロックス杯での直接FKゴールは、11年の鹿島FW野沢拓也以来6年ぶり2人目。同杯で個人1試合複数得点は、97年の鹿島FW柳沢敦(2点)03年の磐田FWグラウ(2点)05年の東京VのFWワシントン(2点)07年のG大阪FWマグノ・アウベス(3点)に次いで10年ぶり5人目。