川崎フロンターレが開幕戦でアルディージャ大宮に競り勝ち、鬼木達新体制での初勝利を挙げた。

 今年も開幕男が決めた。0-0で迎えた後半21分。右CKを獲得すると、MF中村憲剛(36)のキックをFW小林悠(29)が頭で合わせ先制し、4年連続開幕弾。鳥栖FW豊田陽平と並び日本人選手最多となった。

 開始直後は川崎Fのペースだったが、徐々に速いパスワークが大宮の守備陣に引っかかりリズムがつくれなくなった。一方の大宮も新加入のFW大前元紀(27)、MF瀬川祐輔(23)が積極的にシュートを打ち川崎Fを脅かしたが、決めきれなかった。後半43分には大宮はCKからFWペチュニク(31)が頭で合わせるも、川崎FのGKチョン・ソンリョン(32)がビッグセーブ。最後は大宮の猛攻を受けるもブロックを組んでしぶとく守ると、ロスタイムにカウンターから小林のクロスをMF中村が押し込み試合を決めた。川崎Fが泥くさく、勝ち点3をもぎとった。