昨季年間勝ち点1位の浦和レッズは12年以来の黒星発進となった。

 0-1で前半を終えた直後、けがから復帰したMF柏木がベンチに直行。ペトロビッチ監督、堀コーチら5人で約5分間話し込んだ。指揮官は3-4-2-1だった陣形を後半から4-4-2に近い形に変更。キープ力が高いFW興梠を最前列に上げ、起点になる柏木をトップ下に置いた。これでパスが回って攻撃にリズムが生まれた。後半20分までにFWラファエル・シルバの2ゴールで一時勝ち越したが、横浜F・マリノス斎藤を止められず、崩れた。DF槙野は「2度、完全に崩された。昨年は、このように崩されるのは数回しかなかった。DF陣は反省し、改善する」と、うつむいた。