セレッソ大阪が2日、4日の浦和レッズ戦(埼玉スタジアム)に向けて新オプションを準備した。

 大阪・舞洲練習場で行われた全体練習の最後に紅白戦を実施。主力組に名を連ねたFW杉本健勇(24)の2トップの相方をMF山村和也(27)が務めた。

 12年ロンドン五輪世代の日本代表で主将経験もある山村は、これまで守備的MFやDFなどで活躍してきた。FWは2月の宮崎合宿から準備をし、長崎・国見高2年時以来だという。「(尹晶煥)監督から直接説明があった訳ではないけれど、献身的な守備から攻撃に入っていくことを求められていると思う」。コンビを組んだ杉本は「守備の部分で走ってくれるし、攻撃も高さ(山村は186センチ)がある」と手応えを語った。

 2月25日に行われたジュビロ磐田戦との開幕戦は0-0のドロー。その一戦でMF水沼宏太(27)が負傷し、右ハムストリング筋損傷で長期離脱となっている。3年ぶりのJ1白星に向け、前例にとらわれずに準備を進めていく。