湘南ベルマーレの曹貴裁監督は「今日はナイスゲーム。こういう90分は去年、経験できなかった」と評価した。

 一方で、自身がジャンプして、ふくらはぎを肉離れしたと告白し、会見中、苦悶(くもん)の表情を浮かべる一幕もあった。

 総括 今日はナイスゲームだったと思います。今まで4回、負けなしで来たんですけど、90分の中に波があって相手を止められない時があった。今日は90分通して、自分たちのやりたいことを整理できて、最初から最後まで終わったと思う。今日で大事だったことは、やっぱりプレスの波を3つ作る、1、2、3というところでプレスの波を作ることが出来た。今までは、ちょっと2列になったところがあった。今日は、しっかり3ライン作って、相手にかかっていけたことが1番の勝因。なかなか、こういう90分を去年は経験できなかった。選手の走る意欲とか、誰が出てもやってやるんだという意欲には敬意を表したいと思います。ただ…僕が、ちょっと情けないことに、人生で初めてジャンプしたら肉離れしちゃって…本当、痛いっす、これ。(ブンデスリーガの)ライプチヒのラングニック監督が、選手に追い掛けられて肉離れしたことが分かる。あの人は、もも裏だったと思うけれど、僕はふくらはぎなんで。僕の場合は、追いかけられなかったですけど…あまり勝っても(肉離れで)うれしくないんだろうかな、という気持ちが、何となく分かった気がします…肉離れした監督という意味では。