ジェフユナイテッド千葉のファン・エスナイデル監督は「勝ちたいという気持ちが足りない。チームの中で話さなければいけない」と、怒りと不満をあらわにした。

 総括 上の順位に行くチャンスを逃したのは(今季)これで2回目だ。支配したが、決めきれなかった。勝ちたいという気持ちが足りない。チームの中で話さなければいけないし、何かしなければいけない。反省したい。僕らは、もっとアグレッシブになりたいし、ボールは持てたかも知れないが、それだけだ。それは、僕のやりたいことではない。

 -攻撃の改善法は

 もっと覚悟を決めないといけない。ゴールしたいと心の底から思う気持ち。パスしてみよう、センタリングしてみようじゃなく、やると決めたらやるという、覚悟を決めないと…それが僕らは出来てない。誰が、という個人(批判する)のではない、チーム全体の問題。前の試合でも出来ていなかった。

 -監督のおっしゃる通り。1人がボールを持っていても、周りは立っているだけ。日本とアルゼンチンでは文化が違うのか?

 そこまでかけ離れていない。最初のゴール(失点)は、1人に3人(のDF)がいったにも関わらず、センタリングされてゴール。1人だけ行かないという話ではなく、責任を持って行くかどうかの話。前の試合では出来ていたこと。解決しなければいけない。

 -後半、ピッチ脇でいら立ちを見せた。何が1番、不愉快だったのか?

 チームが機能していないこと。攻撃の仕方、進むべき道を進んでいない。ボールを持った時、落ち着かなければいけないところで、急いでいる。判断を間違えている。前半はボールを持てていた。後半は、気に入ったところはなかった。

 エスナイデル監督は最後まで、憤まんやる方ないと言わんばかりの様子だった。【村上幸将】