マイナビ仙台は新加入FWケイトリン・フォード(22)とFW浜田遥(24)の途中出場組の活躍で逆転勝利して、白星発進した。

 後半から途中出場のFW2人が、冷たい雨が降る悪天候の中での緊迫した一戦に、終止符を打った。同点で迎えた後半43分。フォードが持ち味のスピードを生かし左サイドを突破してゴール前にクロスを上げた。反応した浜田が右足で押し込んだ。

 フォードは「ストライカーとして点を決めることを意識して入った。難しいボールだったが、浜田がうまく決めてくれた」と話した。浜田は「ケイトリンがいいボールを上げてくれた。戦術練習でニアに入ることは決まっていた。練習通り」と振り返った。

 今季から指揮を執る越後和男監督(51)は「リーグ戦でどれだけやれるか不安だった。勝って安心した」と語った。だが「最終的にトップに立っていれば」と一喜一憂はせず、優勝を狙う覚悟を示した。次戦(4月2日)はホームで新潟を迎え撃つ。