浦和レッズGK西川周作(30)が、無失点での鬼門突破に挑む。代表活動による2週間の中断から再開する4月1日のリーグ戦では、07年8月以来、アウェーのリーグ戦で8戦勝ちなしのヴィッセル神戸と対戦する。30日はさいたま市内の練習場で約1時間半の練習。「大事なのは結果。(周囲に)『レッズが神戸を止めてくれ』と言われている」と、4連勝中で首位の神戸の連勝ストップへ気合をみなぎらせた。

 日本代表では今月のW杯アジア最終予選2試合でスタメンを川島に譲り、出番がなかった。「これまでの自分のサッカー人生で初めてのことではない。刺激をいい方向に持っていきたい」と、悔しさを笑顔で包み隠すが、浦和では今季の公式戦7試合で無失点はACLの1試合だけ。リーグ戦では失点が続いているだけに期するものはある。

 今季はキックミスからの失点もあった。居残りで利き足でない右足でのキック練習に時間を割き「左足でやることを右でもやりたい。確実にできないと自分じゃない」と意気込んだ。神戸戦は「いいジンクスを作るポイントにしたい」。狙うはシャットアウトしかない。【岡崎悠利】