J2モンテディオ山形は今日2日、アウェーV・ファーレン長崎戦で今季2勝目と開幕から6戦無敗のチーム記録更新を狙う。チームは1日、山形県総合運動公園サブグラウンドで午前8時半から約1時間、軽めの調整を行ってから敵地入りした。前節まで1勝4分けと負けなしだが、開幕戦後は白星がない。勝ち点3差で追う相手との直接対決を制し、上位進出につなげる構えだ。

 前節までホーム2連戦はスコアレス・ドロー。攻撃陣は3戦ぶりのゴールを狙う。両ウイングバックはシステム3-4-2-1の生命線だ。右MF鈴木雄斗(23)は先月30日、体の張りを訴えて練習を回避したが、移動前のミニゲームではボランチ本田拓也主将(31)とボールを奪い合うなど、復調をアピール。「問題ない。どのポジションでも存在感を出したい」と闘志を燃やした。

 2シャドーの切り札になるMF汰木(ゆるき)康也(21)も今季リーグ初ゴールを狙う。チーム屈指のイケメン高速ドリブラーは今季3戦(先発1戦)103分間出場でシュート2本にとどまっているが、先月27日のJ3盛岡との練習試合では同点ゴールを決めている。長崎との対戦成績は3勝2分け1敗。まだアウェー勝利はないが14年18節から4戦連続負けなしだ。汰木は「個人で点を取れるくらいの動きをしたい。ウイングバックとかぶることが多いので中で受けたい。もっとボールを引き出してチャンスを作りたい」と意欲を見せた。【佐々木雄高】