北海道コンサドーレ札幌は3日、札幌・宮の沢で控え組が大学生相手に45分×2の練習試合を行い、前日2日のヴァンフォーレ甲府戦(中銀スタ)で5年ぶりのJ1出場を果たしたMF小野伸二(37)が、2トップの一角として60分出場した。

 志願の“延長”で、感触を確かめた。先発で出場し「45分でいいと言われていたけど、足りなかったので、60分にしてもらった」と、後半15分までピッチを駆けて、1ゴール2アシスト。「出来は良くなかったけど」と苦笑いも、完全復活の日は近そうだ。

 甲府戦では後半36分に途中出場。相手が守備を固めてからの登場となり、四方田監督は「難しいシチュエーションだったけど、何度かラストパスや、中央のコンビネーションなどもあった」。次戦の東京戦(札幌ドーム)へ向け、背番号44は「次はもう少し長い時間、試合に出られるよう準備していきたい」と、頼もしかった。