こどもの日の小学生スポーツ祭典「JA全農チビリンピック2017」が行われた。8人制サッカー決勝では、初出場の江南南サッカー少年団(関東第2)が、2-1で2年ぶり2度目出場のサガン鳥栖U12(九州)に勝って初優勝。1-1の第3ピリオド8分に決勝弾を決めたFW木村建貴(6年)が、大会7ゴールで得点王に輝いた。

 江南南FW木村が、金メダルを首にかけ、笑顔で優勝カップを抱えた。「予選リーグであまり点をとれていなかったので、決勝で決めたのは本当にうれしい」。憧れのFWメッシ(バルセロナ)が15年クラブW杯で優勝した日産スタジアムのピッチでのゴールに興奮した。

 1-1で迎えた第3P、ストライカーとして結果を出した。左サイドをドリブル突破したMF上西遥喜(5年)のパスを右足で押し込んだ。準決勝のハットトリックなど、今大会7得点。「得点王なんて信じられない」。週5日の全体練習以外にも、通学する埼玉・鴻巣市立赤見台第二小の校庭で毎朝1時間弱、個人練習。GKと1対1の場面を想定した反復が結実した。