柏レイソルが予想外の展開から奪った先制点を守りきり、3戦連続完封で4連勝を飾った。

 相手のクリアミスで、自身の体に当たったボールが角度良くゴールに吸い込まれる形となった。試合後のFWクリスティアーノ(30)は「いつもあのシュートは練習しているんだ」と冗談を交えつつ、続けて「運が後押ししてくれた」と、素直に喜んだ。

 それでもMF中川寛斗とともに、クリスティアーノが積極的に前線からプレッシャーをかけ続けた成果でもある。下平隆宏監督は、元日本代表岡田監督の言葉を引用して試合前のミーティングで「勝利の神様は細部に宿る」と言っていた。プレッシャーをかけ続けた結果の得点に「大きなゴール、大きな勝ちになった」と、クリスティアーノの献身的な前線からの守備をたたえた。中川も「前半から目いっぱい走ったから起きたと思う。たまたまではない。たしかに走り続けるのは疲れるけど、それをやらないとプロじゃないし、それがなくなったら僕じゃない。クリスティアーノも点を決められて自信になったと思うし良かった」と、自身の得点のように喜んだ。