ガンバ大阪の元日本代表MF藤本淳吾(33)が、横浜から加入2年目で移籍後公式戦初ゴールを決めた。

 前半45分、FW長沢駿(28)とのワンツーで右サイドを抜け出し、華麗なループシュートを決め先制。後半終了間際には途中出場のMF泉沢仁(25)が追加点を挙げ、今季2点目とした。

 藤本は加入1年目だった昨季、J1で出場機会がなかったプロ1年目以来11年ぶりに公式戦無得点に終わった。「決められてホッとした」。試合後には敵地にもかかわらず駆けつけた約1200人のサポーターから「G大阪へようこそ!」と声を掛けられた。藤本は「(なかなか決められなかったことに)ちょっと心が痛かった」と苦笑いしつつ「自分はバンバン点を決めるタイプじゃないけど(この点が得点量産の)きっかけになれば」と手応えをつかんだ。

 藤本を清水時代も指導していた長谷川健太監督(51)は「清水の時はこういうゴールをたくさん見られたので、もっと取ってくれることを期待している」とニヤリ。G大阪は5試合負けなし。首位浦和と勝ち点22で並び、2位に浮上した。