J2ジェフユナイテッド千葉は14日、7月にアビスパ福岡から期限付き移籍していたMF為田大貴(24)を、完全移籍で獲得したと発表した。

 為田は千葉を通じ「ジェフ千葉の皆さん。もう1度僕にピッチに立つ喜びを教えてくれてありがとうございます。あのスタジアムでしか味わうことのできない興奮を、また味わえると思うとうれしくてたまりません」と、感謝と完全移籍決定を喜ぶコメントを発表した。

 為田は大分トリニータの下部組織に所属した10年にJ2リーグ戦に出場。12年にトップチームに昇格すると、13年にはJ1でも21試合に出場した。16年に福岡に移籍し、同年はJ1で21試合に出場し1得点も、J2に降格した今季は1試合しか出番がなく、千葉に移籍。夏場からの加入となったが、ファン・エスナイデル監督のDFラインを高く上げ、プレスをかけるハイライン、ハイプレスの戦術にフィットし、17試合に出場して4得点を挙げた。

 為田は「本当に感謝しかありません。(中略)半年間しかまだ味わっていませんが、ほんとうに最高です。ゴールを決めた時の歓声や勝利の時の歓声。そして僕を獲得してくれた監督やチーム関係者の方に心より感謝します。千葉の昇格のために少しでも力になれるようにもっともっと頑張ります。そして13番のユニホームでいっぱいのスタジアムにできるようなプレーを目指しますので、力強い応援よろしくお願いします」とコメントした。

 今季、6位でJ1昇格プレーオフに進出も、初戦の準決勝で昇格を決めた名古屋グランパスに敗れた千葉にとって、18年はJ1復帰をかける勝負の年になる。為田の完全移籍での加入は、大きな好材料となる。