<ナビスコ杯:神戸2―1浦和>◇予選リーグA組◇31日◇ホムスタ

 神戸が、逆転で浦和を破った。高原のゴールで先制を許しながらも、前半36分にCKから栗原のヘディングシュートで同点。終了間際には再び栗原が、クロスを右足で合わせて勝ち越し弾を決めた。5月20日に35歳になったばかりのベテラン栗原は「うれしいの一言です。いつも絶対にゴールを奪ってやろうとは思っていないけど、今日の結果は素直に喜びたい」と最高の笑顔を見せた。

 A組2位を守り、クラブ史上初の決勝トーナメント進出も見えてきた。エース大久保が日本代表、中盤の軸の金南一が韓国代表で不在。アジア王者を相手に、控え組の奮闘が光った一戦だった。松田監督は「勝つことを意識して選手たちはやってくれた。団結心とハードワークが見えた試合だった」と話していた。