ドーピング違反として受けた処分をスポーツ仲裁裁判所(CAS)が無効と裁定した川崎FのFW我那覇和樹の弁護団は11日、誤って制裁を科すことを繰り返さないために、我那覇のケースを検証することなどを求める要望書を、Jリーグと日本サッカー協会に提出した。

 弁護団は、日本協会のドーピング禁止規定が世界反ドーピング機関(WADA)規定に準拠していない点がまだ残っているとして、改正することも要求した。日本協会の田嶋幸三専務理事は「誠意を持ってきちんと対応したい」と話した。