上位6チームが勝ち点3差にひしめき、10位新潟でも1位との勝ち点差が6という大混戦が続く。

 首位鹿島は不敗の続くホームで東京Vと対戦する。前節は最下位の千葉に思わぬ敗戦を喫した。出場停止だった小笠原が復帰し、本来持ち味とする攻守のバランスの良さを取り戻せるか。東京Vはここ3試合で勝ち点7を挙げ、復調気配を見せているが、福西と和田が出場停止。

 2位の浦和は最近4試合負けなしの東京とのアウェー戦。ここ5試合で10失点と守備に甘さをのぞかせているだけに闘莉王、鈴木を中心に手堅い試合運びをしたい。

 川崎は4試合を3勝1分けと好調で、4位まで浮上してきた。調子の上がってこない磐田を本拠地に迎え、ジュニーニョを中心とする攻撃力が機能しそうだ。

 5位の大分は6月25日を最後に7試合負け知らず。意識が統一された守備でリーグ最少失点を誇るが、前節は久々に2失点した。首位戦線に食い込むには新潟の得点源アレッサンドロを封じられるかが鍵を握る。

 3位名古屋は安定感を欠いた戦いが続く。神戸相手に前線の玉田、ヨンセンの奮起が求められる。調子が下降気味の6位G大阪は敵地で大宮戦。遠藤が前節から先発に戻っただけに、立ち直りのきっかけをつかみたい。