<J1:新潟2-1柏>◇第24節◇14日◇東北電ス

 新潟FWアレッサンドロ(26)が、5戦ぶりとなる今季11ゴール目を決めた。前半12分、MFマルシオ・リシャルデスからDF内田へボールが渡るのを見て、相手DFの背後に入り込むと内田のクロスを頭で軽々と押し込んだ。7月27日の札幌戦以降不発が続き、チームも今季2度目の4連敗とどん底まで落ちていただけに、両手を何度も突き上げて勝ち誇った。

 1-4で大敗した8月28日の川崎F戦後の中断期間中には、パスの供給元でもあるマルシオとMF松下と話し合い、お互いのプレーを再確認した。「僕と(2トップを組む矢野)貴章が前線で孤立していることが多かったので、もっとサポートしてほしいと言った」。その話し合いが奏功し、自ら先制点をたたき出し、相棒の矢野も今季初の2試合連続ゴールを決めた。「苦しかったが、大事なのは後ろに引かないことだと思う」と、復調への手応えをつかんだ様子だった。