J1磐田(16位)とJ2仙台(3位)の入れ替え戦は10、13日にホームアンドアウェー方式で対戦する。戦力面は磐田が上回るとみられるが、過去3年はJ2勢がいずれも昇格切符を手に入れている。

 磐田は9月にオフト監督を12年ぶりに復帰させた。しかし、低迷するチームに劇的な変化は表れず、クラブ史上最低の16位に終わった。

 2けたゴールを挙げた選手はなく、リーグ戦のラスト2試合は無得点で連敗。得点力不足の打破へ前田、ジウシーニョら前線の選手の奮起が求められる。第33節と最終節に出場停止だったDF茶野が戦列に戻るのは明るい材料だ。

 仙台は2003年以来のJ1の舞台を目指す。パスをつないで相手守備を崩す攻撃サッカーが持ち味で、その成熟度は試合を視察したオシム前日本代表監督が称賛したほど。北朝鮮代表歴のあるMF梁勇基はチーム最多の13点をマークし、平瀬、中島のFW勢はJ1経験もある。

 10日の第1戦は仙台、第2戦は磐田のホームで行われる。2試合の合計スコアが並んだ場合はアウェーゴール数が多い方が勝者となる。