08年Jリーグ合同トライアウトが15日、大阪市内で行われ67選手が参加した。仙台から戦力外通告を受けたMF佐藤由紀彦(32)は、自身初のトライアウトを終え「すごく有意義だった」と笑みを浮かべた。柏から戦力外通告を受けた昨季は「プライドが邪魔して、参加する一歩を踏み出せなかった」と、代理人に交渉をゆだね、仙台行きが決まったのは年末だった。

 進路が決まらず苦しい思いをした反省から「どんな状況でも、サッカーをしたいという思いを伝えたかったから」と、今回は迷わずトライアウト参加を決めたという。「やることは(試合で)やってきたので、後は任せる」と、焦らずに他クラブからのオファーを待つつもりだ。