<J1:川崎F3-2浦和>◇第11節◇10日◇埼玉

 川崎FのDF菊地光将(23)が、無回転シュートと堅い守りで存在感を見せた。この日は今季公式戦2度目の先発に抜てきされた。センターバックでコンビを組んだ先輩DF寺田が、左太ももを痛めて前半23分に交代するアクシデントが起こったが、動じることなくMFエスクデロらの突破を体で封じた。

 前半41分には、ゴールまで約25メートルの位置から、意表を突いたミドルシュートを放った。無回転のボールはブレながらGK都築を強襲すると、そのこぼれ球にFW鄭が突っ込みシュート。惜しくも都築に阻まれたが、決定的なチャンスをつくった。菊地は「思い切って適当に打ったらブレた。ビックリした」と人ごとのように驚いていた。