<J1:川崎F3-2浦和>◇第11節◇10日◇埼玉

 川崎Fの関塚隆監督(48)は、浦和を逆転で下し「連戦の中、最後まで勝利を目指して、選手が1つになって戦う姿が脳裏に焼き付いています」と感激した。公式戦7連戦最後の試合で「(コンディションが)まともな選手はいないくらい」(関塚監督)と故障者が続出。この日もDF寺田が左太ももを痛め、前半23分でピッチを後にした。

 その寺田に代えて井川を投入。先制を許すと、後半10分にはDF村上に代えて、FWレナチーニョを投入して攻撃陣を厚くした。守備ではボランチの横山をセンターバックに下げ、DF菊地との「大卒2年目コンビ」を組ませ、2人の頑張りにかけて1点差で逃げ切った。

 2日の横浜戦に敗れて以降「勝ち点の計算が5点足りない。首位・浦和をたたき上位に食い込むためには、絶対に負けられない」と言い続け、その言葉に選手も応えた。関塚監督は「打撲もあるし筋肉も痛んでいる。メンテナンスしていかないと」と、選手の体調を気遣っていた。