<全日本女子選手権>◇準決勝◇28日◇西が丘◇2試合

 浦和レッズレディースが、全日本女子選手権で初の決勝進出を果たした。INAC神戸レオネッサと対戦。前半12分にセットプレーからのオウンゴールで先制点を挙げると、持ち味のパスワークで序盤は圧倒。同20分にMF高橋彩子が追加点を挙げ、1点差に詰め寄られた38分には、MF安藤梢のゴールで突き放した。終盤は相手の猛攻を受けながら、GK山郷のぞみの好セーブなどで逃げ切った。村松浩監督は「やっとここまでたどりついたかなと。元日の決勝に向かって、チーム全体で一丸となって戦った。選手たちはよくやってくれたと思います」と笑顔だった。

 準決勝第2試合では、日テレ・ベレーザが2-1で東京電力マリーゼに逆転勝ち。3連覇へ前進した。

 また、浦和は同日、安藤が選手権終了後、ブンデスリーガ1部のデュイスブルクに移籍すると発表。安藤は来年1月1日の選手権決勝・日テレ戦が、浦和でのラストマッチとなる。