<サッカー・全日本女子選手権:日テレ2-0浦和>◇決勝◇1日◇国立

 初の選手権決勝に臨んだ浦和が、リーグ戦との「2冠」達成を逃した。今季リーグ戦1勝1分け1敗と互角だった日テレとの決戦だったが、相手の素早いプレスに持ち味のパスワークを発揮できず、シュートは前後半各1本の計2本を放っただけで得点を奪えなかった。2月からブンデスリーガ1部の強豪デュイスブルクに移籍するMF安藤梢(27)は「ベレーザの選手が優勝カップを掲げるの見ていて悔しかった」と有終の美を飾れず無念の表情。村松浩監督は「攻撃の起点を見いだせず、ボールも収まらなかった。自分たちのサッカーをやりきれるかが課題」と来季はさらに、レベルアップを図るつもりだ。