浦和が30日、今季開幕前の戦力を整えた。この日、31日で3年契約が満了する日本代表MF阿部勇樹との契約を更新。ブンデスリーガ1部ケルンから期限付きでの獲得が内定しているブルキナファソ代表MFウィルフリード・サヌも31日に来日し、メディカルチェック後に正式契約する。既にDFスピラノビッチ、宇賀神友弥、MF柏木陽介、FW高崎寛之(J2水戸から復帰)の新加入選手もチームに合流しており、大黒柱として期待する阿部の残留が決定したことで、王座奪回への戦力基盤ができあがった。

 日本代表合宿に帯同中の阿部は「なかなか結論を出せずに、今日まで長引いてしまった。チームが始動しているのに、チーム、監督、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターの皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。チームとしての目標、そして、自分の目標に向かって頑張っていきたい」とクラブを通してコメントした。