J2栃木が16日、宇都宮市内で新体制発表を行った。就任3年目となる松田浩監督(50)は「既存の戦力を保てたし、補強もイメージ通り」と、J1昇格の目標に手応えを得た。昨季31試合で16ゴールのFWリカルド・ロボ(26)や、U-22(22歳以下)日本代表MF水沼宏太(20)などが残留。同監督が「バティストゥータみたいな感じ」と形容するアルゼンチンFWマリアノ・トリポジ(23)の新加入も大きい。アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズで育成され、ドイツの1部ケルンでプロデビュー。182センチの長身で、高さと速さを兼ね備えている点取り屋だ。この日の午後に来日したため新体制発表には間に合わなかったが、明日17日に入団会見が行われる。中津社長は「昇格したら10万人規模のパレードを」と大きな期待をかけていた。