日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長は8日、福島第1原発事故で活動拠点をJヴィレッジ(福島県広野町など)から静岡県御殿場市に移したJFAアカデミー福島について、福島県からの撤退を視野に入れていることを明らかにした。

 田嶋副会長は「(福島県に戻るまでに)5年とか長期化するなら、どこか違うところに施設を検討しなければいけない」と話した。Jヴィレッジは現在、原発事故の対応拠点となっている。

 また田嶋副会長は、御殿場市への施設移転によって生じたJFAの資金負担を東京電力に賠償請求することも検討していることを明らかにした。