韓国警察は29日、金品を奪う目的で女性を拉致したとして特殊強盗容疑で、サッカーの元韓国代表選手、金東■(28)と元プロ野球LGの尹粲隨(26)の両容疑者を逮捕したと発表した。

 金容疑者は昨年のKリーグの八百長事件に関わり、韓国サッカー協会から永久除名処分を受け、懲役3年、執行猶予5年の判決を受けていた。「投資に失敗し、借金の金利返済に困って金持ちの女性を狙った」と容疑を認めているという。

 両容疑者は26日未明、ソウル市内でベンツに乗っていた女性を襲撃、金容疑者が女性を凶器で脅しながら車を走らせた。女性は車から飛び降りて逃げ、通りがかったタクシーに乗ってベンツを追跡。通報を受けた警察が間もなく2人を拘束した。

 金容疑者は2004~06年に韓国代表を務めた。(共同)※■は火へんに玄