<スルガ銀行チャンピオンシップ:鹿島2-2(7PK6)ウニベルシダ・デ・チリ>◇1日◇カシマ

 鹿島FW興梠慎三(26)が、プロ初体験をした。2-2のまま突入したPK戦で、2番目のキッカーに指名された。「PKなんて言われたことがないからびっくりした」と、プロ入り8年目にして初PK。蹴る直前には、すね当てを外していることを主審に指摘され、急きょベンチの関係者から受け取った。それでも、落ち着いて右隅にゴール。前日7月31日に迎えた誕生日を自ら祝い、PK戦勝利に結びつけ「タイトルをとることができたのはチームにとって大きなこと」。鹿島は賞金3000万円を獲得した。