<プレナスなでしこリーグ:仙台レディース4-0吉備国際大>◇第10節◇8日◇宮城県サッカー場

 右足のケガで長期離脱していた仙台レディースMF鮫島彩(26)が、試合復帰を果たした。

 後半31分から3月24日の開幕戦以来となる公式戦のピッチへ。サポーターの大歓声で迎えられると、右足でミドルシュートを狙うなど積極的な動きを見せた。「まだイメージと体の動きでギャップがあるし、自分の特長であるアジリティー(俊敏性)や瞬発力が出せていない。まずはコンディションを100%に戻して、プレーの質を高めてチームに貢献していきたい」と明るい表情で話した。今後はプレー時間を徐々に増やしていく予定で、なでしこジャパン復帰にも期待がかかる。

 この日、20年の五輪開催都市が東京に決定したことには「私自身、前回初めて(ロンドンでの)オリンピックに出場しましたし、あの感動を日本で味わえるのはうれしい。サッカーだけでなく、スポーツ界全体を盛り上げていければ」とコメント。選手として出場を目指す気持ちは、という質問には「まずは目の前の1試合1試合しか考えてないので、そんなに先のことは分かりません」と笑った。