<高校サッカー:京都橘0-0(3PK1)国学院久我山>◇3回戦◇3日◇駒沢

 京都橘がインフル禍を乗り越えて、接戦を制した。

 前戦に続き、先発クラス2人を欠く陣容だったが、DFハウザー・ケン(3年)を中心に身体を張った守備で、決定機を許さず。PK戦では、1年生守護神のGK矢田貝壮貴が勝負強さをみせ、2本シュートを止めた。

 米沢一成監督は「プラン通り、カウンター攻撃を狙えていたが、走らされて最後は走力が落ちて苦しくなった。それでも集中して守りきってくれた」とたたえた。殊勲の矢田貝は「PK戦は、止めて勝ったらヒーローだぞと円陣から送り出されましたけど、それよりとにかく1本は止めたいと思っていた」と振り返った。