G大阪と神戸は18日、両チームが「東北地方太平洋沖地震チャリティーマッチ」を開催すると発表した。27日午後1時開始で、会場は大阪・万博競技場。全席自由席とし、入場料や生中継する「スカパー!」の放映権料を含めた収益は、全額「義援金」として寄付する。

 大阪・吹田のG大阪で両チームの社長と監督、主将が会見。G大阪の西野朗監督(55)は「本当にわずかな力かもしれませんが、プロのアスリートとして懸命さを届けたい」と口もとを引き締めた。神戸の和田昌裕監督(46)は「兵庫県は阪神・淡路大震災の時に世界から助けられた。今回、本当にサッカーをやっていいものか、と思う時もありますが、勇気と元気を送りたい」と神妙な表情で話した。