J2鳥栖は19日、前監督で今季はアドバイザーを務めていた松本育夫氏(69)の退任が決まったと発表した。同氏が提出しながら保留されていた退職届が、18日付で受理された。5月末をもって退く。

 松本氏は退任の理由として「2月1日から新しい組織としてスタートした。新体制でやった方がいいと思った」と、7年以上にわたって尽力したチームへの思いを語った。

 松本氏は、1968年メキシコ五輪で日本の銅メダル獲得に貢献。鳥栖では2004年~06年に監督を務め、その後、ゼネラルマネジャー(GM)に就任。09年8月には日本サッカー殿堂入りし、昨季はクラブ事情で4年ぶりに監督に復帰した。