<J1:神戸4-2甲府>◇第19節◇30日◇ホームズ

 負ければ「降格圏内」という大事な一戦で神戸が意地を見せた。前半11分、24分と立て続けにゴールを奪い、前半を楽勝モードで折り返した。和田昌裕監督(46)も「前半は理想的な戦い。早い段階で先制点が取れたし、落ち着いてボールを動かせていた」と100点をつけた。

 しかし後半、さらに1点を加えたところで、なぜかあたふたした展開に。後半7分、13分に連続失点を許し、1点差にまで詰め寄られた。それでも後半37分。MF田中英雄(28)の4点目が効き“撃ち合い”を制した。和田監督は「ああいう取られ方が悪いですね。でも、こういう試合をしのいだのは評価できる。明日から気分転換させて連勝を目指したい」とホッとした表情だった。