<J1:鹿島2-1磐田>◇第21節◇11日◇カシマ

 日本代表FW前田遼一(磐田=30)が審判の判定に怒りをあらわにした。1-1で迎えた前半35分。DF駒野友一(31)が蹴った左FKが相手の壁に当たり、ゴール前に上がった。これを鹿島GK曽ケ端準(33)がキャッチミスしてそのままゴールに吸い込まれた。しかし、主審は直前のキーパーチャージを指摘して得点を取り消した。副審はゴールを認める動作を行っていた。

 反則を取られた磐田MFロドリゴソウト(29)は相手GKとの接触はなく「幻のゴール」に。判定に対し、執拗(しつよう)に抗議した前田は警告を受けた。結局、チームは逆転負け。試合後、前田は「ビックリした。審判のせいにしたくはないけれど納得いかない。相手も笑っていた」。ロドリゴソウトも「ゴールが認めてもらえたら…。リズムが狂ってしまった」と話した。