今年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する浦和と水原三星(韓国)が14日、鹿児島・指宿で試合を行い、浦和が2-1で逆転勝ちした。前半に先制されたが、後半に鹿児島出身の新加入DF那須大亮(31)が2得点した。

 そんな中、同じブンデスリーガ帰りの浦和DF槙野智章(25)と、水原三星・鄭大世(28)のマッチアップが熱かった。試合前の握手時にまず鄭が槙野のおしりへ愛情こもったひざ蹴り。試合中も激しく競り合い、時には槙野が「駆け引きは大事ですから」と鄭の体に手をかけ、スピードを遅らせた。

 鄭は試合後「槙野とやれて楽しかった。今年はACLで勝って、クラブW杯に出たい。韓国リーグでは15点を取って来季への布石にしたい」。槙野も「成長した姿を見せたかった。試合に勝った以上に特別なものがあった」と話した。