<J2:東京V2-1群馬>◇第35節◇29日◇国立

 東京V期待のFW中島翔哉(19)が、群馬戦で会心の決勝ゴールを決めた。1-1の後半27分にFW高原直泰(34)に代わり途中出場。

 10分後に敵陣中央付近で相手DFを背負いながらボールを受けると、ターンでマークを外し、そのまま得意の高速ドリブル。ゴールやや右から右足を振り抜くと、ボールは左上の一番遠いところへ吸い込まれた。「(慕っている)巻さんが祝福に来てくれたのがうれしかった」と中島。

 三浦泰年監督(48)は今季わずか6試合の先発にとどまりながらも、最近は積極的に前線からの守備も行う同FWについて「今まで(下部組織のころ)ベンチに座ったこと、悔しい思いをしたことはあまりなかったと思う。その中で強く成長していこうとしている」と評価した。