<J1:仙台3-3浦和>◇第30節◇10日◇宮城ス

 よもやのロスタイムの失点で、浦和が白星を逃した。横浜が敗れていたため、首位に立つチャンスを逃した。

 前半2分に失点するが、同6分にMF梅崎司(26)、同31分にFW興梠慎三(27)が得点し逆転。しかし後半2分に同点に追い付かれる。同14分には再び興梠が決めてリードを奪うが、悪夢はロスタイムに待っていた。

 クロスのこぼれ球を石川直にたたき込まれ同点。ナビスコ杯では前半ロスタイムの失点が黒星につながっており、勝負弱さはぬぐえなかった。

 2得点でヒーローになるはずだった興梠は「こういう失点の仕方は初めてじゃない。今日も負けに等しい引き分け。Jリーグ(の優勝争い)をおもしろくしてしまった。首位に立ちたかった。今日は本当に悔しい」とうつむいた。残りは3試合は川崎(ホーム)、鳥栖(アウェー)、C大阪(ホーム)と難敵ぞろい。最後に笑うために残された道は3連勝のみだ。