仙台は28日、仙台市内で全体練習を行った。30日の清水戦に向け、ミニゲームと紅白戦を実施。基本システムの「4-4-2」だけでなく、トップ下を置く「4-2-3-1」もテスト。素早い攻守の切り替えを意識しながら、戦術を確認した。

 意気込みを問われた手倉森誠監督(46)は「西郷隆盛です!」と即答。やや無理矢理な感も否めない得意のダジャレではあったが、リーグでは今季最後(西郷)となるホームゲームへ、気持ちの高ぶり(隆盛)をうかがわせた。清水戦では、今季限りで退任する指揮官に敬意を表し、「渾身の名言集」という名のダジャレ集がプリントされた手ぬぐいなどの記念グッズも発売される。

 会見の最後は「昨年は落としてはいけないホーム最終戦を落とし、優勝を逃した。同じことを繰り返してはいけない。ものすごく、泥くさいゲームになると思う」と真顔で締めくくり、決意をにじませていた。