<J1:C大阪1-2名古屋>◇第25節◇23日◇ヤンマー

 名古屋のFW川又堅碁(24)が移籍後3得点目を決め、勝利に導いた。

 前半19分、FW永井のクロスをFW川又が頭で合わせ、先制。前半終了間際には、川又のヘディングを相手DFがクリアするも、そのままゴールに吸い込まれ、幸運な形で追加点を奪った。

 西野朗監督(59)は頼れるエースを「得点に絡むということに執着している。救世主としてのパフォーマンス」と褒めちぎった。

 川又が出場した試合は4勝2分けと不敗神話は継続中。移籍後6試合でチームの一員として力を発揮している。川又は「周りの選手が良いからですよ。言葉が通じるのでコミュニケーション取れるから(笑い)」。

 これで、J2降格圏の16位C大阪とは勝ち点10差で、今季2度目の3連勝。順位も12位から11位に浮上した。

 この日は、17歳5カ月18日の高校生FW杉森考起がJ1で初めてベンチ入りするも、出場せず。東京五輪で中核として期待され、今年W杯で練習サポートメンバーとして現地まで同行した杉森は「最後の方行きたかったですけど、明日からまた頑張って(ベンチに)入りたい」。クラブ史上最年少リーグ出場は次戦以降にお預けとなった。