「ニホンゴ、チョットムズカシイネェ」。日本国籍取得を目指す、川崎FのFWジュニーニョ(30)が12日の練習後、初めて日本語のみでインタビューにチャレンジした。時々、視線がさまよう場面もあったが、報道陣の質問に日本語で必死に応対した。

 ビックリ、ドッキリの10分間だった。ジュニーニョは報道陣から繰り出される質問に、時に首をかしげながら応じた。15日の神戸戦(アウェー)について聞かれ「カチタイケド…ムズカシイ。ソンナニ、カンタンジャナイ」と答えた。ただ「家庭教師をつける?

 」と聞かれると、顔には大きな?マークが…。「日本語の先生は?」と報道陣がやさしく言い直すと「センセイハ、モリ、イガワ」と、同僚のMF森とDF井川を指名。ゆっくりとなら聞き取れるヒアリング力は証明した。日本国籍を取得した際に使用する、漢字の名前についても検討中。今後の取材についても、できる限り日本語で応じる。【村上幸将】