名古屋FW玉田圭司(27)が28日、日本代表のW杯3次予選バーレーン戦(26日、アウエー)を終え、愛知・豊田市内で行われたチーム練習に合流した。

 06年ドイツW杯以来、約1年8カ月ぶりの代表復帰を果たしたバーレーン戦では、1点を追う後半37分に投入されたが出場時間わずか8分間にとどまり、試合も0-1敗戦となった。不完全燃焼の歯がゆい思いを、明日30日のリーグ大分戦(瑞穂陸)にぶつける。

 練習後、入念なケアを終えた玉田はバーレーン戦について「全然ダメだった。自分が出ても、相手が引いてたし、難しかった」と悔しがった。抱えてしまったフラストレーションについては「相当たまってる」と口にし「1回(代表に)入った以上は、ずっと入っていたいし、そのためにはJリーグで結果を出し続けないと。大分戦に気持ちを切り替えて頑張る」と続けた。

 この日は練習序盤こそ本隊を離れてのランニングだったが、その後は仲間とともに軽めのメニューを消化。サッカーテニスで約1時間、汗を流した。代表合宿では右内転筋に違和感を訴え、一時別メニュー調整するなどコンディションが心配されたが、大きな問題はなさそうだ。

 握手で迎え入れたストイコビッチ監督も「ケガもなく帰ってきてくれた。元気そう」とひと安心。6月にホームでバーレーンに借りを返すためにも、リーグで活躍を続けての代表定着が必要。まずは大分戦で爆発し、たまったうっぷんを晴らす。【八反誠】