U―23(23歳以下)日本代表のDF森重真人(20)が、引き分けに終わったアンゴラA代表との親善試合をチームのリーグ戦開幕3連勝に生かす。試合から一夜明けた28日午前、ともにフル出場したGK西川と東京から空路帰郷。午後には練習場に姿を見せた。全体練習には合流せず、別メニューでコンディション調整に努めたが「五輪代表に呼ばれるのも、チーム(での好成績が)あってのもの」。リーグ名古屋戦(30日・瑞穂)へ、きっちりモード切り替えた。

 教訓を生かす。アフリカネーションズカップベスト11で、188センチの長身FWマヌチョにも激しいマークを見せた森重の動きに、「競り合いで勝っていた」と西川。森重も「高さのある選手に対し、甘い部分があると思っていたので、自信になった」。だが、ロングボールでDF伊野波が裏を取られてからの失点に「一瞬でもスキをつくったらやられる。45分、スキをつくらないようにしないと」(森重)と教訓にもなった。

 対戦する名古屋のFWヨンセンも186センチの長身FWだ。「JリーグのFWにも負けないようにしないといけない。(開幕2連勝の)いい雰囲気を崩さないようにしたい」。代表で自信をつけた長身FW封じで、森重が開幕3連勝に導く。【村田義治】